藤田美術館 入門50選
-這是什麼?
這是用來喝抹茶的茶碗,是天目茶碗。
-前野繪里用簡單易懂的方式講解藝術。
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曜変天目茶碗:讓人著迷的神秘之美
-什麼是天目茶碗?
鐮倉時代(1185-1333 年),日本禪僧來到中國,在浙江天目山一帶的禪寺學習和修行。 據說,僧侶們學成後帶回的茶碗就成了"天目茶碗",而 "天目茶碗"就來自天目山。 雖然茶碗是中國的,但名字卻是日本起的。
此外,由於帶回的茶碗是黑色的,因此衍生出了黑色和棕色釉,被稱為天目釉。 後來,無論顏色如何,只要具有天目茶碗的特定形狀,就被稱為 "天目茶碗"。
-它是在哪裡製作的?
據說是在中國南方福建省的建窯燒制的。
-製作時間?
南宋時期(12-13 世紀)。
此後,對這種茶杯的需求消失,不再生產。
-誰製作的?
製作者不詳。
-它是何時傳到日本的?
目前尚不確定,但據說大多數天目茶碗(包括曜変)都是在鐮倉(1185-1333 年)和室町(1333-1568 年)時期傳入日本的。
元朝(1271-1368 年)期間,一艘駛往日本的船隻在朝鮮海岸沈沒,在船上的貨物中發現了青瓷和天目茶碗。 但是,在那裡發現的天目茶碗並不是新的,而是帶有使用痕跡的舊碗。
-什麼是"曜変"?
茶杯表面出現的藍色或綠色斑點叫做 "曜変"。 曜変的 "曜 "字有閃耀或星星的意思,我認為這個字可以表達茶碗的視覺。
室町時代的書籍『君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)』中也使用了 "曜變"一詞。 一種 "曜變"相關的觀點也在書中表達,即認為曜變是在窯爐燒制過程中發生的突然變化。(非二次燒)
-它是用什麼製成的?
碗由粘土製成,上釉後燒制而成。
碗口有銀或其他合金製成的覆輪(ふくりん)(* 中國稱銀扣、包邊)
-顏色很美,但這些藍色和綠色是如何呈現的呢?
實際上,LED 照明讓我們可以比以前更清楚地看到它們。黑色茶杯表面為什麼會出現藍色和綠色斑點,其機理尚不清楚。
目前認為,藍色和綠色可能不是固有色,而是由於光的反射而顯現出來的結構色。這種顏色外觀類似於 CD 的表面。它既出現在碗的外部,也出現在碗的內部。
參考SACA學會發表的日本學者提出的《建盞彩光》,文中提到是因為釉面的皺紋形成的。有興趣的讀者可以點擊閱讀。
-它是如何使用的?
在中國,南宋時期喝的是白色的茶,因此人們喜歡用黑色的茶碗來提高茶的白度。 如今,在日本喝抹茶時仍然使用這種茶碗。茶碗被放置在一個類似茶托的支架上,稱為天目台(tenmokudai)。(* 中國稱盞托)
-什麼是天目台?
最初的用途不詳,但它在中國已經開始使用,並與天目茶碗和茶道儀式一起傳到了日本。大多數天目台都塗有漆。 它們的裝飾方式多種多樣,包括帶有雕刻和螺鈿鑲嵌的純黑漆或朱漆。
曜變天目天目台以黑漆髹飾,並用貝殼鑲嵌螺鈿。 文字、圖案和花卉均有表現。
-有很多曜変天目茶碗嗎?
有四件典型的茶碗,帶有類似的藍綠斑紋(包括三件國寶和一件重文)。 所有這些都是完整的茶碗,而且都在日本。
目前,中國沒有類似的茶碗遺存,但在發掘中發現了兩件帶有斑駁花紋的茶碗殘片,一件於 2009 年發現,另一件於 2017 年發現。
-藤田博物館的曜變天目之前位於何處?
在 1918 年歸入藤田家族之前,它屬於水戶德川家族。 在水戶德川家之前,它屬於德川家康。德川家康之前的主人不詳。
-請用一句話概括一下?
從室町時代的權貴到今天,人們仍然對藍色斑紋的美麗著迷。 由於製作技藝沒有流傳下來,只能追溯到原始的製作方法,許多陶藝家繼續製作作品,以尋找更接近於 "曜變天目"的作品。
此處展示的作品:國寶,曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)
件數:1 件。
時期:南宋,12-13 世紀
青金石色的 "瑠璃色曜変" 斑紋猶如漂浮在太空中的星星般閃爍著美麗的光芒,在典雅華麗中透著沈穩。 茶碗的口沿頸部被稱為鼈口(すっぽんくち)(* 中國稱 束口),這是天目造型的特徵。 這種茶碗的底部附近有一個厚厚的釉池(茶溜),口沿周圍有一個覆輪。 水戶德川家從德川家康手中繼承了這只茶碗,並將其賣給了藤田家。
藤田美術館
1954 年在大阪開館,展示活躍於明治時代的商人藤田伝三郎及其兒子平太郎和德次郎收藏的藝術品和工藝品。 該博物館收藏了世界上最重要的日本和東方藝術品之一,其中包括九件國寶和 53 件重要文物。
前野繪里
藤田美術館主任學芸員,對館藏日本和東方文物有關的一切,以及宗教、建築和歷史都很感興趣。 她認為,體驗那些可能直接有用也可能沒有用的東西的最好方式就是親身體驗。
原文:人々を魅了する神秘の美 https://fujita-museum.or.jp/topics/2022/03/25/1903/
藤田美術館 入門50選
―これは何ですか?抹茶を飲むための茶碗で、天目茶碗です。
―天目前野学芸員がやさしくアートを解説します。|入門50選_50 | 曜変天目茶碗
人々を魅了する神秘の美
茶碗とは何ですか? 鎌倉時代、日本から中国へ留学した禅宗の僧侶(禅僧)は、浙江省の天目山(山岳の名称)周辺の、禅宗寺院で修行をしました。留学を終えた僧が持ち帰った茶碗が天目山から来た茶碗=天目茶碗となったと伝えられています。茶碗は中国のものですが、名前は日本でつけられました。 また、持ち帰った茶碗が黒色をしていたため、派生して黒や褐色の釉薬を天目釉と呼びます。その後、色に関係なく天目茶碗としての一定の姿形をしている碗を「天目茶碗」と呼ぶようになりました。
―どこで作られましたか? 中国南部の福建省にある、建窯(けんよう)で作られたと考えられています。
―いつ作られましたか? 南宋時代(12~13世紀頃)です。その後はこのタイプの茶碗の需要がなくなり作られなくなります。
―誰が作りましたか? 作った人は分かっていません。
―いつ日本に来ましたか? はっきりと分かりませんが、曜変を含む多くの天目茶碗は鎌倉時代~室町時代の頃、日本へもたらされたと考えられています。 元時代(1271~1368)、日本に向けて出港し、韓国沖で沈没した船の荷から青磁や天目茶碗が発見された例があります。が、そこから発見された天目茶碗は新品ではなく、全て使用痕のある古い作品でした。
―名前の曜変とはなんですか? 茶碗の表面に現れている、青や緑色の斑紋を曜変と呼んでいます。曜の文字には光り輝く・星などの意味があり、見た目を表現した言葉だと思います。 室町時代の『君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)』という書物にも「曜変」と表記されています。窯の中で焼いている時に、突然起こる変化「窯変」にも通じる音です。
―何でできていますか? 土で碗を作り、釉薬をかけて焼いています。口には銀などの合金で作った覆輪(ふくりん)をかけています。
―美しい色合いですが、どのようにこの青や緑色は現れるのでしょう?実はLED照明になって以前よりよく見えるようになりました。なぜ黒い茶碗の表面に青や緑の斑紋が現れるのか、そのメカニズムは解明されていません。現在、青や緑色は、固有色ではなく、光の反射で色が見える構造色ではないかと考えられています。 CDの表面と同じような色の見え方です。 内側だけでなく、碗の外側にも現れています。
―どのように使われましたか? 中国では南宋時代に色の白いお茶が飲まれていたので、茶碗はお茶の白さが引き立つ黒色が好まれました。現在でも日本では、抹茶を飲むために使います。 天目台という茶卓のような台に載せて使います。
天目台
―天目台とは何ですか?本来の用途は分かりませんが、中国で既に使われており、天目茶碗や喫茶儀礼と共に日本にもたらされました。 天目台は、漆を塗ったものがほとんどです。無地の黒色や朱漆に彫刻のあるもの、螺鈿で文様を表したものなど多種多様な装飾が施されています。 曜変天目の天目台は黒漆塗に、貝殻を用いた螺鈿(らでん)で装飾されています。文字や文様、花などが表現されています。
―曜変天目茶碗はたくさんあるのですか? 同じように青や緑の斑紋が見られる典型的な茶碗が4例あります(内国宝3、重文1)。これらは全てお茶を飲むことの出来る完品で、全て日本にあります。 現在、中国に同種の茶碗は残っていませんが、発掘によって斑紋の現れた茶碗の破片が2例、2009年と2017年に見つかっています。
―藤田美術館以前はどこにありましたか? 大正7年に藤田家に入る前は、水戸徳川家にありました。水戸徳川家以前は徳川家康が持っていました。徳川家康以前の所有者は分かっていません。
―一言でいうと? 室町時代の権力者から現代まで、青い斑文の美しさに魅了され続けています。制作技法が伝わっていないため、現物から制作の方法を辿るしかなく、多くの陶芸家が、より曜変天目に近いものを求めて制作し続けています。
今回の作品: 国宝 曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)
員数 1個
時代 南宋時代 12~13世紀
瑠璃色の曜変と呼ばれる斑紋は、まるで宇宙に浮かぶ星のように美しい輝きを放ち、品のある華やかさの中にも落ち着きがあります。土見せで小振りの削り高台から開いた形や、鼈口(すっぽんくち)と呼ぶ口縁のくびれが天目形の特徴です。この茶碗には腰付近に厚い釉溜まり、口縁に覆輪がみられます。徳川家康から譲り受けた水戸徳川家の売立の際、藤田家に伝わりました。
藤田美術館
明治時代に活躍した実業家、藤田傳三郎と息子の平太郎、徳次郎によって築かれた美術工芸品コレクションを公開するため、1954年に大阪に開館。国宝9件、重要文化財53件を含む世界屈指の日本・東洋美術のコレクションを所蔵。
前野絵里
藤田美術館主任学芸員。所蔵する日本や東洋の古美術品に絡むものはもちろん、宗教、建築、歴史なんでも気になる。直接役立つことも役立たないことも体験体感することが一番と考えている。
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